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2018.03.11

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

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会社でKindleを使っている人をよく見かけるようになりました。これまで、数回、電子書籍の波があった気がしますが、こんどはどうなんでしょうか?

経験せずに、あれこれいうのは、よくないと思います。とはいえ、kindle端末を購入して、本格的に電子書籍に切り替えるのも敷居がたかいので、ひとまず、手持ちのiPhone-XにKindleアプリを入れて、新書を読んでみました。これが、すごぶるよかったでした。

読ませていただいたのは、

山口 周. 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
~経営における「アート」と「サイエンス」~
(光文社新書)

恐竜の進化のように巨大化しているスマホ画面ですが、フォントの美しさ、retinaにあらわれる画素の細かさ、そしてkindleアプリのサクサクした動作があいまって、ほぼ、紙の新書を読むのと同じ感覚で読めました。kindle端末に切り替えてもいいな、と思いました。

肝心の本に対する感想ですが、感じる所が多かったです。


21世紀。インターネットによりグローバルに光速で共有可能になった情報ネットワークと、船舶、航空、トラックによる物流ネットワークの整備によって経済そのものがグローバル化した。これによって、人類初の「全地球規模での経済成長」が実現。その結果、「世界に広まった豊かさ、スノッブやセレブや王侯貴族、荘園主など一握りの人たちのものであった「自己実現の追求」を、ほとんどすべての人に広げることを可能にした」自己実現的消費。いくら消費しても、なにか足りないと感じ満足を感じない、NOT ENOUGHな状況。


世界は、ブーカ(VUCA(Volatility Uncertainty Complexoty Ambiguity)不安定、不確実、複雑、曖昧)が高まり、システムが高速に変化していくのに、システムの変化にルールの制定が追いついていかない。結果、「論理」や「理性」では勝てない時代がきた。


論理や理性で判断しても、他の人と同じ答えしか出せない、差別化できない。「論理」と「理性」にくわえ、「直感」と「感性」を使いのこなす能力が求められている。そういうところの、真・善・美。
経営は、アートであり、サイエンスであり、クラフトである。経営における意思決定のクオリティは「アート」「サイエンス」「クラフト」の三要素のバランスと組み合わせ。


システムの内部にいて、これに最適化しながらも、システムそのものへの懐疑は失わない。そして、システムの有り様に対して発言力や影響力を発揮できるだけの権力を獲得するために、したたかに動き回りながら、理想的な社会の実現に向けて、システムの改変を試みるべきだ。


などなど、紙でできた本を読まずに、著者の考えに共感できたのは、初めての経験でした。著者の山口さん、コーン・フェリー・ヘイグループ株式会社の方。この会社、研修でお世話になりました。事前テストもIQ診断のようなパターン認識のようなテスト項目がおおかったのですが、こういうことだったんですね。納得しました。


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