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2016.09.10

観測問題。。。

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Bosch製の環境センサBME280とESP8266を使って室温を計測し始めてはや三ヶ月。
どうも、室温が高めに出力されている気がします。
何が影響している可能性があるのか?検討してみました。

1.そもそも設置している場所の気温が高い
2.センサが故障しているか、精度がこんなもの
3.温度計測値の補正関数が間違っている
4.ESP8266の発生している熱がセンサに影響を与えている
4-1.ESP8266が発生している熱がセンサの周辺の気温を上げている
4-2.ESP8266が発生している熱が結線を通してセンサに伝わっている

検証を実施してみました。
1.そもそも設置している場所の気温が高いのか?
計測ボードをエアコンのリモコンの横に移動させて、エアコンのエアコンが表示している気温と、BME+ESP8266の組み合わせがシリアルモニターに表示している値を比較。確かに、BME+ESP8266表示値の方が高い。2度程度高い。

2.センサが故障しているのか、こんな精度なのか?
別のBME280センサを準備し、計測してみたが、確かに高い傾向はかわらず。
こんな精度なのかもしれない。ことは、否めない。

3.温度計測値の補正関数が間違っているのか?
補正関数は、Boschのサイトに掲載されたセンサーの仕様書に記載されている関数そのもの。間違っていない。

4-1.ESP8266が発生している熱がセンサの周辺の気温を上げている?
ESP8266とBME280を別々のブレッドボードに設置し、少し離してみました。
結線は細いジャンパ線を使用。うん、確かに下がった。
この影響はあり。

4-2.ESP8266が発生している熱が結線を通してセンサに伝わっている?
結線をもう少し太いジャンパー線に変更。
うん、微妙に0.1-2度の世界で、下がった。
この影響もある。


センサーとesp8266をワイヤレスにしても、程度の差でしょう。

やはり、
観測するモノが、観測されるモノに観測するがゆえに観測自体に影響をあたえてしまっている。量子の世界ではそれが大原則の

ΔxΔp > h/2

がきたか!
いったい、何をやっているんだろうと、悩んでしまうことになりますが、物理的な世界では、デジタルな世界のゼロ、イチとは異なる、どうしてもさけられない不確実性の影響がはいる。IoTの現場ではこれに悩む事が多いはずであり、そこが肝かもしれない。

実にオモシロイ。


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