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2015.10.31

IoT関連インデックス(その4)

組み込みプロセシング/Embedded Processing

組込プロセシングとはスマートオブジェクトに知性を与えるもの。この機能は、通常"マイクロコントローラ”によって提供される。これは、スマートオブジェクト要のソフトウエアを実行し、センサー・アクチュエータと無線送受信機を連携させる役目を負う。基本的に、マイクロコントローラは小さな電源供給されたコンピュータで1チップ上に搭載され、モニタ、キーボード、マウスを持たない。

代表的なマイクロコントローラのArduino Uno。
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マイクロコントローラがスマートオブジェクトとして選択される基準は、次の3点を考慮したうえでのこと、つまり、性能、価格、消費電力。たとえば、単に定期的に気温計測するだけであれば、高性能で、高価で、消費電力の大きいマイクロコントローラを採用することはばかげている。下表は、スマートオブジェクトとして使われるマイクロコントローラーのリスト。
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以下に注意してほしい。センサ、アクチュエータ、マイクロコントローラーを組み合わせたものは、いわゆる、伝統的にいわれてきた”ロボット”である。
Alan Winfielが"Robotics -A Very Short Introduction"において、ロボットであることの三つの定義を示している。
・自ら環境を計測でき、意識的にその環境に働きかける事ができる人工的な装置
・人工的な知性が組み込まれた装置
・自動的に有益な作業を自動的に実行することができる装置
別の言葉で言えば、現在、スマートオブジェクトは、ロボットである、たとえそれが、接続されているものであっても。ゆえに、Googleが最近9のロボット企業を買収したり、アマゾンがそれに追従したり、Wired編集長が退職し、ロボット企業を起業することも驚きに値しない。

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2015.10.30

IoT関連インデックス(その3)

■IoTの技術バックボーン

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3つのビルディングブロックがIoTの技術バックボーン。
・センサーやアクチュエータ
・組み込みプロセシング
・コネクティビティとクラウド


■センサーやアクチュエータ
スマートオブジェクトはセンサーやアクチュエータを使って、物理環境と相互作用する。センサーは環境の状態を計測し、アクチュエータは環境を変更したり、変化を加えたりすることに使われる。


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例として、iPhone5の場合には、小さなモータでおもりを回転させ、電話の呼び出し時に振動を発生させている、いわゆる、アクチュエータである。そして、マイクを使い声を拾っている、いわゆる、センサーである。

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基本的には、センサーは、機械的、工学的、時期的、温度、信号などを読み取り、これを電圧や電流に変換している。このデータ(電圧が高いとか、ひくいとか)は、処理可能である。


図34に示すとおり、さまざまなタイプのセンサーがあり、IoTの中に使われている。これらは、非常にシンプルなものから非常に複雑なものまでに渡る。また、これらは、単体センサーとしても、センサーの集合体としても使われる。
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コストと消費連力に対する要求を横におけば、センサーは、精度、正確度、分解能、補正の程度によって選択される。

このセンサー過剰な状況こそ、ビッグデータの先駆けである。
この世界は人が生み出すデータではなく、マシンがつくるデータであるところが、重
要な変化である。

Jean-Philippe Vasseur とAdam Dunkelsは、一個の温度センサーが、どれだけ多くのデータを生成するのか、単純な例を用い、デモンストレートした。

"単純なオブジェクトネットワークを考えてみよう、温度は一般にゆっくりと変動する現象である、ゆえに、各ノードは、非常に高い頻度でサンプリングする必要はない。それでも、建物の中にいる人は、窓を閉める事を忘れるかもしれないし、外側のドアを半分だけ開けっ放しにして放置している場合もある、そして、システムは、この状況を、適切な時間枠で検出できなければならないとする。
このような要求を考慮し、ビル管理者は、毎分2回、温度を計測するよう、システムに指示するとする。
サンプルレートが、毎分2回ということは、2880回、一日に計測されることであり、737,280回、年に計測されることである。システムが10年間稼働するように設計さえたとしたら、このシステムが稼働している間、7百万回以上の計測が各ノードに発生するはずである。"

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2015.10.29

IoT関連インデックス(その2)

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今回は、前回の続きです。


■Everything-as-a-Service’ (XaS)
どの事例も製品とサービスのフュージョンである。
■NEST:エネルギー費削減のために、室内の環境状況を学習するサーモスタット
■Telsa:WindowsUpdateのようにみずから問題解決する自動車が保守サービスを提供
■Lechal:mapと連動し、曲がり角でどちらの方向に行くべきかを振動で教えてくれるシューズ
■Kolibree:歯の健康状況を、歯科医と連携しアシストする歯ブラシ
■Ambinet Umbrella:出かける前に今日は傘が必要かどうかを教えてくれる傘


IoTは、“Everything-as-a-Service” (XaaS)の先駆である。
Johathan Cagan and Craig M.Vogel著“Creating Breakthrough Products"曰く、
"製品システムとサービスシステムは、もはや別個に議論できない。イノベーションの機会は、新たなビジネスを創造するときにある。そのとき、製品、サービス、インタフェースは相互接続され、新たなアイデアの価値や利益の部品となる。すべての製品がサービスシステムに接続される一方、すべてのサービスシステムは消費者に価値を届ける製品に依存する。すべての製品やサービスはインタフェースや接触点を持つ。インタフェースの接点は、有形の製品、デジタルデータ、人、それらの組み合わせになりうる。インタフェースが、人がサービスや物理的な製品とのどのように相互作用するか決定する。"

たとえば、Kailbreeの歯ブラシでれば、iPhoneを利活用したインタフェースに、歯磨き行動のスコアリング、他のユーザとの比較、”上歯茎のブラシに集中した方がいいですよ”などといった、レコメンデーション、かかりつけの歯科医との連携まで提供する。

Cagan とVogelによると、
"ブランド体験を、製品、サービス、インタフェースシステムを通し提供するためには、2つの側面のバランスを取る必要がある。
ロジカルな面が、システムの定量的、分析的な面を説明する。これには、コスト分析、価格分析、技術、耐久性、安全性、ベンチマーク、競合優位性、コストカットを含む。
完成的な面が、システムの定性的、人的な面を説明する。これには、感情、野望、夢想、個性、生活スタイル、人と人の関係が含まれる。
実際、いい企業は、ロジカルと感性のバランスをシステムの中に内包している。"

企業は、よりリッチなブランド経験を提供しようと、製品とサービスをさまざまなインタフェースと組み合わせようとする。。多くのインタフェースは、サードパーティープラットフォーム、たとえば、Google Glass, Facebookの Oclus Rift, SonyのPlayStation MoveやJaguarのカーウインドスクリーンなどであることが多い。

Sources:
http://gvu.gatech.edu/glass
http://www.forbes.com/sites/erikkain/2014/03/25/microsoft-should-have-acquired-oculus-rift-not-facebook/
http://www.dualshockers.com/2010/08/28/move-is-no-better-than-kinect/
http://blogues.radio-canada.ca/triplex/2013/08/05/leap-motion-amusant-mais-plus-ou-moins-utile-pour-linstant/
http://www.eteknix.com/get-ready-lick-tv-electronic-taste-may-coming-living-room/
http://www.beartekgloves.com/
http://www.forbes.com/sites/briansolomon/2014/06/17/siri-is-for-sale-will-apple-samsung-fight-over-nuance/
http://www.wired.com/2014/07/android-wear/
http://www.emotiv.com/apps/epoc/299/
http://www.igyaan.in/71090/google-reveals-smart-contact-lens-prototype-tracks-glucose-diabetics/
http://blog.tmcnet.com/blog/rich-tehrani/apple/ipod-iphone-ipad---will-it-be-a-hit-too.html
XaaS in action - Jaguar’s concept of the carwindscreen as an interface for services
Watch: http://www.youtube.com/watch?v=FeK9IkSD_nI


つづく。。。。

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2015.10.24

IoT関連インデックス(その1)

今日は時間が出来たので、貯めていたIoT関連資料の読み込み。

■Carre&Strauss ”The Emerging Internet of Things"
The_emerging_internet_of_thingssh_2
Full Text
Briefings

この資料、だれかに紹介してもらったはずなんですが、思い出せません。O'reillyだったか?World Ecomnoy Forumだったか?IoT関連の情報ディレクトリとして上手くまとまっています。へたにお金をだしてIoT入門を買うよりもよほど網羅性があります。無償でこれだけ質の高い情報を獲得できる、良い時代になりました。

以下、雑然としたメモですみません。まず、そのまま掲載します。いたずらにBlog Postを増やさず、時間をかけて研いで行ってみます。

■Contexts
■Intoroducing the "Internet of Things"(IoT)
■Scale of the IoT

The Silent Intelligence
Kellmerit & Obodovski
1.Minatualization
電子デバイスは小さく、賢く、省電力化が進んだ
2.Affordability
   デバイスとネットワークのコストが驚くほど低減した
3.De-Wirerization
モノとモノがワイアレスに接続され、最後迄残るのは
   電源ケーブルだけか。

■Definition of the IoT
Designing the Internet of Things
McEwen and Cassimally 
IoTは、同時並行して進化している、デバイス、ネット、コンピューティングの成果
Internet of Things=Physical Objects+Controller,Sensors and Actuators+Internet


The Evolution of the Internet of Things
Jim Chase of TI
“The IoT creates an intelligent, invisible network fabric that can be sensed, controlled and programmed. IoT-enabled products employ embedded technology that allow them to communicate, directly or indirectly, with each other or the Internet.”

Cisco
IoE Value Index(2013)
→ここも、資料が上手くまとまっています。
Connection of people,process,data and thing
-people, process,dataまでだったらCloud Web APIサービスですね?
-People:人と人のより適切な絆
-Process:適切な情報を適切な人にリアルタイムに提供する
-Data:データを利活用しより有益な情報を生み出し経営判断に役立てる
-Things:インターネット接続されたデバイスが生成するデータに基いた経営判断

GE
Industrial Internet: Pushing the Boundaries of Mindsand Machines
-Intelligent machines.
世界中の機器、設備、列車&船舶、ネットワークをセンサー、コントローラ
&アプリケーションで接続する
-Advanced analytics.
深い業界専門知識を物理的な能力に基づく分析、予測アルゴリズム、自動化を組み合わせる
-People at work.
リアルタイムに、作業中の人間、移動中の人間を支援する
これにより、より知的な設計、運用&保守、より高度なサービス品質や安全性を確保する

IBM
Building a Smarter Planet: Yhe Next Leadership Agenda
organisations and societies becoming instrumented,
interconnected and intelligent
組織や社会はより、機器と連携し、相互接続され、知的高度化が進む。

ARM
What the Internet of Things (IoT) Needs to Become a Reality
Gary Atkinsonが、いいこと、言っています。
“... call it what you want, but it’s happening, and its potential is huge.
We see the IoT as billions of smart, connected ‘things’ (a sort of ‘universal
global neural network’ in the cloud) that will encompass every aspect of our lives
and its foundation is the intelligence that embedded processing provides. The IoT is
comprised of smart machines interacting and communicating with other machines,
objects, environments and infrastructures.
As a result huge volumes of data are being generated, and that data is being
processed into useful actions that can ‘command and control’ things to make
our lives much easier and safer - and to reduce our impact on the environment.”

■Impact of the IoT
Ciscoは、$14.4trillionと予測
内訳は、
Asset utiliation/経費削減($2.5trillion)
Employee prodcutivity/生産性向上($2.5Trillion)
Supply chain&logistics/サプライチェーン向上($2.7trillion)
Csutomer experience/顧客経験向上($3.7trillion)
Innovation,including reducing time to market/ビジネス革新($3.0 trillion)
Mackiseyは$2.7-$6.2trillion by 2025と予測
GEは、$32.3trilllionと予測

Bosch Software Innovations
“These [IoT] products become platforms for new business services, and with these additional services you can also generate new revenue streams. Either you do this yourself or somebody else will do it.”


おまけ
The Internet of Things Business Index
THE INTERNET OF THINGS BUSINESS INDEX


■Examples of the IoT
これは、ショーケースなのでリンクのみ記載します。
・NEST-Smart Thrmostat
・TI
・Telsa-SmartCars
・Anki DRIVE-Smart Toys
・Kokibree-Smart Toothbrushes
・Lechal-Smart Shoes
・Ambient Devices-Smart Umbrellas

次回は、以下をカバーしてみます。
‘Everything-as-a-Service’ (Xaa)'
Architecture of the IoT
Technology Backbone of the IoT
Sensors and Actuators
Embedded Processing
Connectivity and the Cloud
Value Chain of the IoT
The Big Picture
Governance of the IoT
Definition of Governance
Power over Network Standards
Power over Products and their Distribution
Power over Network Traffic
Power over Services and their Distribution
Balancing Power, Rights and Interests in the IoT
Towards Smarter Intervention in the IoT
Pulling It Altoget

概念論はどうでもいいから、どう実装するの?運用するの?
編ですかね?

フー、疲れました。
さて、コーヒーブレークっと。。。

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2015.10.12

IoTは総合格闘技!

IoT(Internet of Thing)が着目しはじめているようです。
その本質を見据えたうえで、この道に進んでいるひとがどれだけいるのでしょうか?IoT、ここ数年、いや10年の単位で、いろいろ、バラバラに、始まったことがお互いに触発されはじめ、創発がおき、急に自己組織化を始めだしたということかもしれません。

IoTには、いろんな要素が入っている気がします。

データを発見するセンサ、大量のセンサが大量に生成するデータを転送するM2Mネットワーク、データを処理し情報を生み出す、その情報を蓄積する、そして、蓄積された情報にリアルに届くデータを組み合わせ英知を生み出す人工知能。人工知能からの情報を今度は、行動に切り替えるアクチュエータ。それらの総合力。総合力がないところは生き残れない世界の気がします。IT界の総合格闘技。

ハードのソフト化が本格的になって久しいです。ハードとソフトの境界が曖昧になってきています。ハードで不足している機能は、ハードに搭載したソフトを更新しドンドン機能を向上させています。PC,携帯は無論、TVもいつの間にか層だし、エアコンもそう、自動車もそう、たぶん、飛行機もそうなんでしょうね、BoeingのB787とかは。これが、従来のThingとInternet of Thingの違いのもう一つの特徴かどおもいます。

この、リズムが、ITは無論、Non IT業界に浸透しています。強いハード、つよい業務プロセスを持っている企業は、その事に気がつき、これまでの業態を否定し、新たな業態に切り替えようとしている事業を生みだし始めています。金融に頼っていたGEが本業のハードビジネスに回帰してきているものその動きでしょう。その極みが自動車業界のIT化だとおもいます。このリズムの変化についてこれない、技術もビジネスも淘汰されるべきだとおもいます。いちばん、取り組みが遅れているのは日本のIT業界そのものかもしれません。ものづくりをすべて、追い出してしまったが故に、中には何ももっていませんから。

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2015.10.04

腕時計という相棒。。。

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突然、腕時計が止まってしまいました。腕時計が止まると、けっこう、日常生活に支障をきたします。常日頃、何気に腕時計をみているものなんですね。数日前から、秒針が2秒おきに進み始めていたので、腕時計のバッテリーの残りが少ないことは判っていたのですが、なかなか電池交換にいけませんでした。

昨日、近所の時計屋さんに行って、腕時計の電池交換をしてもらいました。このお店、修理専門の時計屋さんです。お店の中には、昔、子供の頃によく見かけた、昭和の柱時計、腕時計がたくさん並んでいます。時計屋さんなのに、時間が止まっているようです。店の中は、かなりお年の店員さん二人と、三毛猫(オス)一匹。

店員さん同士、役割分担があるようで、一人は、時計の裏蓋をあける、しめる作業とお会計。もう一人は、裏蓋のあいた時計そもののの修理。お互い交わす言葉も最小限です。そして、お店のショーケースの上に座布団を敷き、丸くなって眠る三毛猫。静かに時間が流れていきます。

30分ほどかかったでしょうか?お代は2000円。
どうも、時計の内部そのもので、腐食が進んでいるようだ。と、お店の人に言われました。そろそろ、交換なのか?

この腕時計、ほぼ18年間、苦楽を共にしてきた相棒です。出来ることなら、そのまま使いたい。けれど、形ある物すべて亡ぶ、盛者必衰は世の常。新たな相棒を探し始めないといけないようです。もう、一旗、苦楽を共にしてくれる相棒を。


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