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2014.07.26

ミツバチの会議

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米国コーネル大の生物学教授であるシーリー先生が、ミツバチの行動、特に、晩春から初夏にかけて、ミツバチの巣の中が過密になると、その一部が新たな女王ハチを担ぎ出し、新たな巣を求めて旅立つ行動(分蜂)について、まるまる1冊をかけて解説してくれる本。

ミツバチは、とても社会性をもった昆虫だということは前から知っていました。アリなんかもそうですよね。そのミツバチの集団が、どうやって、新しい巣を探し、ミツバチ同士が教えあい、候補地を一つに選定し、全員そろってその新居に移動するのか?集団的意思決定の問題です。

新しい巣を捜すプロセスでは、経験を積んだ働きハチが、候補地選定委員に役割を変え、探索ハチとして、候補地探しの旅にでかけ、いい場所をみつけると、有名なハチのダンスで、方向と距離を、強烈に「いいね!」アピールしまくるそうです。一つのミツバチの巣に約1万匹の働きハチがいて、そのうち300匹くらいが探索ハチになるそうです。

その「いいね!」アピールをみたハチたちは、自分でその場所に飛んでいき、自分の目で耳で新しい候補地を体験し、みずからも「いいね!」アピールをしまくるそうです。まるで、口コミが口コミをよび、バースト的に評判があがったレストランのような感じ。

全足一致で候補地を1カ所に決めると、今度は,全員で体をふるわせ、巣の中の温度を上げて、体温を上げるそうです。その時には、ハーメルンの笛吹きのように、ブイブイ鳴きまくる役割のハチがでてくるそうです。まるで、スタート前、レースカーのエンジン音がブイブイなっているF1レースのようです。

そして、新しい巣に向かって一気に飛び立つそうです。そのときも、探索バチがパイロットの役割をもち、まだ、見たこともない巣にむかって集団をガイドするそうです。

この現象、見方を変えるともっとおもしろそうです。一匹のミツバチをある種の情報処理ユニットとしてみて、分蜂というプロセスを、処理ユニットの集団が、情報を収集し、認知し、行動を決定し、実行していくと考えると、おもしろい。
1.分蜂群の感覚器官としての探索ハチ
2.感覚情報を数時間から数日で収集する探索ハチ
3.各探索ハチは巣作り候補地を独自に評価
4,候補地の評価をした探索ハチが、さらに他の探索ハチを招集
5.探索ハチは時間と共にダンスによる反応を弱める
どうも、このやりかた、名前が付いているらしいです。
逐次確率比検定(Sequential Probability Ratio Test)として、名前が付いているらしいです。複雑系ネットワークの概念を入れて、このモデルで遊んでみるのもおもしろそうです。

メイン州アップルドア島や著者の裏庭で、ミツバチの行動を一匹一匹一日じゅう観察しつづける、地味なフィールドワークの話とともに、研究室での論理展開もおもしろく、自然科学の研究の醍醐味を詳細に教えてくれるこの本は、すてきでした。

著者が最後の章でまとめて書いた、分蜂群の知恵はキチンと心に刻み、人間界での社会生活にも応用していきたいと思います。

<<分蜂群の知恵>>
1.意思決定集団は、利害が一致し、互いに経緯を抱く個人で構成する
2.リーダーが集団の考えに影響を及ぼす影響を最小化する
3.多様な解答を探る
4.集団の知識を議論を通じてまとめる
5.定足数反応を使って一貫性、正確性、スピードを確保する



ミツバチの会議
トーマス・シーリー著
honeybee democracy
Thomas D. Seeley

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2014.07.21

ジャパンマスターズ2014@横浜国際プール

全国各地から5,835名の選手が参加したジャパンマスターズ2014@横浜国際プール
200メートル個人メドレー、8組5コースに出場。

記録は3分38秒75。

男子50−55歳枠の標準記録3分30秒には8秒及ばず。
自己申告タイム3分25秒には13秒及ばず。
次への課題を分析してみました。
ずばり、背泳ぎと平泳ぎが課題です。

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上のグラフ、
Bu(バタフライ)
Bk(背泳ぎ)
Br(平泳ぎ)
Fr(クロール)
と四泳法が全体に占める割合を、
棒グラフで表現してみました。
課題が見えてきます。

問題の背泳ぎ。
バタフライの時には、おお、試合を制していると見えるのに、背泳ぎに切り替わると、ブレーキがかかったように、失速し、遅くなったように見えるようです。うーむ、一番練習してこなかった種目です。それだけに、のりしろが一番あるのかも知れません。ここを強化する必要大。ここが10秒速くなるだけで、標準時間突破ですからね。

そして、平泳ぎ。
これも、遅すぎますね。試合モードの平泳ぎを思い出さなければならないのかもしれません。平泳ぎ、これまで、ゆっくり、大きく泳ぐことしか、意識してきませんでした。

最後に、クロール。
とくに、キックですね。最後の要は腕よりも脚かもしれません。
最後に使っていない筋肉を使わなければ。

これで、3分30秒を切れる可能性ありと、思えてきました。


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2014.07.16

Be water my friend...

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ブルースリーの名言
"Be water My friend."

Empty your mind.
Be formless, shapeless.
Like water.
Now put water into your cup, it becomes the cup.
If you put it into a bottle, It becomes the bottle.
If you put it in a teapot, it becomes the teapot.
Now water can flow or it can crash.
Be water, my friend.


深い、どこまでも深い。。。。

YouTubeでごらんあれ。
Be Water My Freind

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2014.07.07

夏の扉

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昨日、自宅マンションのエントランスホールにお客さんがいらっしゃいました。
一匹の見事なアオスジアゲハでした。

一匹のアオスジアゲハが、エントランスホールの中をひらひらと舞っていました。
どういうわけかわかりませんが、エントランスに入ってしまい、出れなくなり、気が動転してパニック状態になってしまったようでした。まあ、虫に感情があるのかどうかはわかりませんが、まさにそういう状況に見えました。

脚立を取り出し、エントランスの照明スペースで動かなくなっていた、アオスジアゲハを拾い上げ救出し、玄関外の植え込みまで運んであげました。その間、アオスジアゲハが、プープーお腹から声をあげていました。
まるで、「離してくれ!」と叫んでいる音でした。植え込みのつつじにゆっくりとおいてあげたら、ようやく落ち着きを取り戻したのか、ハネをゆっくりと開いたり、閉じたりしていました。
本当に、このアオスジアゲハは感情をもっているようでした。

こんな小さな体に、感情という高度な知性がありうるのか?
ありえないとも思えますが、昨日のアオスジアゲハは確かに感情をもっていました。


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2014.07.05

クラゲの一生

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先日、テレビで、鶴岡の加茂水族館を特集にした番組を放映していました。
加茂水族館というと,今ではクラゲで有名ですね。クラゲの専門館まで建てるくらいの盛況のようですが、そこまではかなり紆余曲折があったようです。
年々、来館者が減っていき、もう、どうしようもなくなったとき、決死の思いで開催していたサンゴ展で展示していたサンゴに一緒に入っていたクラゲを大事に育てたら、そのクラゲを見に来る客が増えたそうです。そこで、クラゲの育成を徹底的に研究し、クローン兵のようにクラゲを増産できる技術を開発し、習得し、展示スペースを拡大していったそうです。お見それしました。

確かに、江ノ島水族館でもクラゲは、Finding Nimoにでてくるクマノミにおとらず、人気でした。フワフワしていて、見ていて気持ちいいです。

でも、クラゲの一生、不思議です。一つの受精卵がプラヌラとかいう幼生になるまでは普通の生き物なんですが、その幼生が岩や海藻に付いたポリープとかいう幼生に変態すると、その幼生から、成体のクラゲが何体もできてくるんですね。加茂水族館で人工的に育成している様子を拝見すると、なんか、StarwarsのClone Trooper兵の製造工場にそっくりでした。
イヤはやなんとも。。。。

ふわふわ漂うばかりかとおもったら、けっこうな、生存戦略をおもちの御仁ですな。


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