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2012.11.25

バースト! 人間行動を支配するパターン

 
9月から読み始めた本「BURSTS」を完読しました。
著者はAlbert-Laszlo Barabasi.

前作LinkedではWeb同士のリンク関係がスケールフリーなネットワークであり、リンク数の分布にべき乗の法則があることを発見した著者です。 Graph-DBさらには複雑系の世界のおもしろさを知るきっかけをくれた一冊でした。今回は、個人、社会の将来行動は予測可能化のかどうかがテーマ。

まだ、結論がでているようにはおもえません。ただ、彼独特の話しの展開がぐいぐいひっぱていきます。 冒頭は、ハサン・エラヒという普通の男が、米州と欧州を航空路線で行き交う行動パターンが通常から逸脱しているというその事実だけで、ハサンが税関にテロリストとご認識され、ウソ発見器にかけられ、FBIにつけ回された事例で読者を引き込みます。データをシステム的に解析する能力は格段に進展したとしても、その意味づけについては、まだまだシステム化できていないです。 次に、アインシュタインのブラウン運動が照会され、ポアッソン分布、つまり、真にランダムに事象を発生する確率分布からは、事象が短時間に集中するならばそこにBUSTSは発生しないことが説明されます。そして彼曰く、優先付けという人的行為が入ってくるとそこにBURSTが発生するらしいです。
BURSTの事例として、ドル紙幣の移動を追跡するWhereIsGorege.com、アホウドリの渡りの行動分析騒動に関する顛末を使い、話しが展開されます。おもしろいです。
数学的にキチンと証明することはPhysical Review lettersにお任せし、一般人として、この世界を楽しみました。
章ごとに、現在の話しと、16世紀ハンガリーで乱を起こしたGyörgy Székelyの話しが並行して進んでいきます。 この進み方にはじめは違和感を感じました。 しかし、なれてくると、まるで、現在から未来へ進む軸と、現在から過去に向かう軸の2軸でした。将来が予測できないように、過去も完全に見渡す事はできないという著者の意見には納得。将来の出来事に関するすべての情報は現在には伝わってこないです。一方、過去の出来事の場合には、もの事がおきたその瞬間から情報は落ちていき、古くなればなるほど、現在まで伝わる情報も少なくなっていく気がします。
個人的には Chapter 13 The Origin of Burstsを追っかけてみようと思います。そのために巻末で紹介されているBarabasiならび関連する論文を追ってみます。

この本、もう翻訳もでているようです。
是非一読をオススメします。

ちなみに、この本自身のサイトも開設されているようです。
本中の任意のページの任意の単語を自分専用の単語として採用できるようです。なにが、楽しいのか?もちょっと、調べてみます。

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2012.11.13

電車の中で。。。

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いつも使っている帰りの電車の中で心が動いた出来事がありました。

私が乗り込んだ車両の席のところに、小学校一年生くらいの女の子、その子のお兄ちゃんらしい二年生くらいの男の子、まだ小さい子をだっこしているおばあちゃんが目の前の席に並んで座っていました。

おばあちゃんは、お孫さん達に、「いい、二つ先の駅で降りるのよ。」 と、言っていました。お孫さん達はおばあちゃんの話しを聞いているのかどうか?それぞれ、外を見たり、つり革を眺めたりめいめいでした。

しばらくすると、次の駅に着きました。

まだ、一つ前の駅なのに、おばあちゃんが「さあ、みんなおりるわよ。」と、言い始めました。すると、一年生の女の子が、「おばあちゃん、この駅じゃないよ。もう一つ先の駅だよ。」と答えていました。 「えっ、そうなの?そんなことないよ。」と、おばあちゃん。 確かに、その女の子の言っていることの方が正確でした。 その女の子、おばあちゃんの話しをちゃんと聞いていて、降りる駅の名前は覚えていたし、電車が止まった駅の名前を確認していたようです。

おばあちゃんのほうが、お孫さん達に関心していました。

このおばあちゃんとお孫さん達はこういうやりとりをまだまだ続けられるんでしょうか?この子達の人生はまだ始まったばかりだけど、おばあちゃんは人生の終わりが近づいています。おばあちゃん自身、そのことをうけいれているはず。

電車を降りていくおばあちゃんの背中を見つつ、きっと、おばあちゃんのほうが、こういうやりとりが、孫とあと何回できるのかと感じているだろうとおもうと、子供達にはまだ時間がたくさんある分、少し悲しい気持ちになりました。

日々使っている電車の中にもいろんあひとの人生の時間が流れているんですね。

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2012.11.03

Dance with Perfume...

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久しぶりにサンデープログラマーに戻り、Processingでなんか楽しいインスタレーションを作れないかなとアイデアを練っていました。
いろいろ考え、かつ、ネットを捜し、2012年4月にPerfumeがモーションデータをオープンデータ化して公開した事を発見。
自分もPerfumeのサイトに公開されているデータとサンプルプログラムを入手し、自分なりの味付けに挑戦してみました。単純なんですけど、Perfumeは三人組なので、三人を色分けすることにしました。けっこう、簡単。
他の方々もいろんな事例作品をVimeoに公開していました。すばらしい!!
WillやKinectなどのゲーム機がユーザのモーションデータを取り込み、ゲームコンテンツの双方向性向上に組み込む事が当たり前にできる今だからこそ、こういう流れは自然といえば、しごく自然ですね。考えるに、Computerはビジネスの道具だけでなく、Code+form,個人の意志を自由に表現する道具として、もっともっと使われていくんでしょうね。可視化なども、何かの意志表現なわけですからね。 おもしろい時代になってきました。

<<ご参考>>

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