2017.12.03

ボストン旅行(その15)

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ボストン旅行記、まだ続きます。投稿スピードが落ちてきているので年末年始をまたいでしまいそう。いや、そうならないようにがんばります。

さて、今回は、Boston Public Libraryについて、お話をさせてください。

Boston Public Library(BPL)、設立1848年。BostonをAthens of America,アメリカのアテネにすべく、全米は無論、世界で最初にできた公共図書館。いまの公共図書館に共通の制度、辞典や貴重な本は貸し出さない。一方、多数の利用者が利用を希望する一般書は希望の状況に応じて複数本を用意し貸し出す、すべての住民に対してサービスを行うなどの公共図書館の理念はここでうまれました。

最寄り駅はCopley。このCopley、トリニティ教会を中心にコプリー広場が広がっている場所ですが、東京でいえば新宿や銀座のような街。ボストン中から人が集まりやすい所。BPLの真正面がボストンマラソンのゴール。道路に大きく【FINISH】という文字が書かれていました。

Boylston通りに面したJohnson entranceから入る新館は、まるでアップルストアーのようにモダン。図書館という古めかしい名前よりもメディアセンターという言い方の方が正確かも知れません。

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新館入り口から旧館への通路を通過し、

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McKimLobbyにはいると重厚建築の図書館が待っていました。おお、確かに、ここは図書館だわ。
と、感じた次第。

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閲覧室は複数階にあり、Bates hall,Abbey room,Boylston rooom,Elliott room, Washington room,Cushman roomと、各閲覧室には名前がついていました。

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三階にはサージェントが描いたフレスコ風の壁画がありました。女神の額の中心には、ダイヤが埋め込まれているとか、確かにキラキラしていました。

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もっとも感動したのはBates Hall。まるで、ハリーポッターのホグワーツ魔法学校のような雰囲気。高い天井、日当たりのいい窓、重厚なマホガニーのような机、そしてアンティーク調のグリーンランプ。おちつていて良いです。写真におさめたところ、勉強にきている女子学生のお姉さんが微笑んでくれました。こんな環境で勉強ができたるボストン子、ボストニアンがうらやましい限りです。

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最後は、ダートマス通りに面している、McKim entranceから出てきました。こちらはいかにも図書館という顔をしていました。

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ダートマス通り沿いにあったオールドサウス協会前ではジョガーを発見。さすがボストン、日中でもジョギングしている人をたくさん見かけました。

さてお次は、ビーコンヒルズ。赤レンガで趣のある邸宅が並んでいる歴史的風致地区にご案内します。

ここぞ、THE BOSTONだったんんです。



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2017.11.05

ボストン旅行(その14)

■ISABELLA STWART GARDNER MUSEUM
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ISABELLA STWART GARDNER、ボストン上流階級(Boston Brahmin)に属するご婦人の一人。

朽木ゆり子著「邸宅美術の誘惑(集英社)」によると、この美術館は、ガードナー夫人が17歳くらいのころパリに滞在中に訪れたミラノのジャン・ジャコネ・ポルティ・ベッツォーリの邸宅の影響をうけ、創られた。ガードナー夫人の鑑識眼を養った人たちには、チャールズ・エリオット・ノートン(ハーバード大美術史教授)、ボストン在住の作家ヘンリー・ジェームズ※作品に彼女が登場している。バーナード・ベレソン、そして岡倉天心も。イザベラがパトロンとして、ボストンにパリのサロンのようなコミュニティを創り、その中心に彼女がいた。まさにナレッジ・ハブ。
この邸宅美術館、おもしろいです。いわゆるエゴのかたまり。テーマ?ない。まさにいろんな時代、いろんな所の美術品が、展示されていました。

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中庭。きれいで、すてきな所でした。アトリウムというか、インプルウィウムというか、ペリスタイルというか、古代ローマ時代の回廊邸宅風。アトリウムがアトリエの語源らいしですね。その中庭の周りを4階建の建物が囲んでいます。これが私邸だというところに、イザベラの財力のすごさを感じます。

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また、サージェントが彼女をジプシーの女として書いた絵EL Jaleoが印象できでした。
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2階オランダルームには、ルーベンスや、レンブラントの「23歳の自画像」がありました。これらを、間近で見ることができ、幸せ。

さらに、階段を一段あがった先の3階のタイタンルームには、ティツィアーノの「エウロパの略奪」があり、おもわず、「ここにあったのか!」と叫んでいました。ゴシックルームには、サージェントがイザベラに唯一許可されスタジオとして好んで使った部屋です。彼が描いた「Warren夫人とその娘」に描かれている倚子が実際にありました。「これか!」と、叫んでいました。当時のデッサンの様子が写真でのこっているんですね。

この美術館、統一感はないのですが、各フロアーを回ると、イザベラが生涯をとおして何に感動したのかは、よくわかりました。この美術館、いまも、ボストン・ローカル・コミュニティのハブとしての活動が活発なようです。美術館のWebサイトをみていると、単なる展示棚というより、もっとアクティブな創作活動の場ですね。ボストンのパトロンでありナレッジ・ハブだった彼女の活動が脈々と継承されているんですね。


さて、次は、Copleyに移動し、BPL,Boston Public Libraryに行ってみましょう。

※邸宅美術館のリスト
・バーンズ財団/フィラデルフィア・アメリカ
・ポルディ・ペッツオーリ/ミラノ・イタリア
・ジャッコール・アンドレ/パリ.フランス
・シャンティエ城コンデ美術館/シャンティエ・フランス
・マイヤーヴァン・デン・ベルグ/アントワープ・ベルギー
・ロコックス・ハウス/同上
・ヴァン・ビューレン/ブリュッセル・ベルギー
・オスカー・ラインハルト・コレクション/ヴォークトール・スイス
・ラングマット/バーデン・スイス
・ペギー・グッゲンハイム・コレクション/ヴェネティア・イタリア
・ヴィラ&パンザ・コレクション/ヴァーレゼ・イタリア
・フィリップス・コレクション/ワシントンDC・アメリカ
・モーガン図書館&美術館/ニューヨーク・アメリカ
・フリック・コレクション/ニューヨーク・アメリカ


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2017.10.29

ボストン旅行(その13)

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お昼になりました。ランチです。ホストン美術館の中には、ランチをとれるところが三カ所ありました。
2階は、現代美術フロアーの本格的レストランのBravo,
1階は、Shapiro Family Cortyardにある軽食New American Cafe
地下は、Linde Family Wingから降りるGarden Cafeteria

訪れた日は雨がふっていなかったので、Garden Cafeteriaに行ってみることにしました。アメリカの学食がこんな感じなんでしょうね。入り口そばにサラダバー、奥には注文に応じて具材を変えてくれるサンドウィッチコーナーが、そして、スープコーナにペットボトル入りの各種飲料やコーヒー、そして、レジ。食材選びは娘さんがリード。日頃、学食でこういう風景を見慣れているせいか、躊躇せず、サラダバーから色味、味を適切に選択されていました。奥には、ベーグルやサンドイッチへトッピングにカスタムオーダーできるコーナーがありましたが、食べきる自信がなく断念。


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テラス席では、食事をしている家族。本を読んでいるオジサン。など、めいめいが自由に時間をつかっていました。私たちもテーブルに着き、ゆっくり食事ができました。


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この空気、いいです。ボストンに留学していたら、ここボストン美術館に毎日かよいつめていたと思います。このコートヤードでひなが読書するなり、食事するなり、一日中時間が使えるし、気が向いたら各ギャラリーの展示物をみにいけばいい。そんな、ぜいたくな時間の過ごし方をしていたと思います。今、そういうことができる、娘さんがうらやましい限りでした。

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さて、お次は、この近所にあるイザベラ・スチュアート・ガードナー博物館に行きましょう。ここ、こーい、美術館でした。。。

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2017.10.23

台風21号の通過を確認!

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今朝は超大型台風21号が、午前3痔ころ御前崎付近に上陸し、首都圏を通過していきました。昨晩は、複数回、エリアメールが届きました。テレビでは被害の様子を伝えています。亡くなった方もいるようです。今朝、多摩川を電車で渡った時には河川敷まで水があがっているのが見えました。

うちのMy 気象台も台風の通過を記録していたようです。時系列で、温度、湿度、気圧を見てみると、いつもとは違った動きをしています。

まず、気圧。きれいに、午前5時20分ころまで気圧が落ちていき、922hPaで最低を記録したのち、上昇していきました。おそらく、この前後で、我が家が、台風に最接近したのでしょう。

それに比べ、気温と湿度はどういう現象がおきたのか、まだ、解釈に苦しみます。台風が通過後は、まったく違う空気、暑く、乾いた空気が入ってきたようです。どおりで、朝はコートが必要なくらいだったのに、午後からは、暑いくらいだったはずです。

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2017.10.22

ボストン旅行(その12)

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Relief of Nofer

MFA,次は古代美術のギャラリーに移動しました。世界の歴史は、エジプトから始まるという概念が西欧人にはある気がします。30年前に英国大英美術館や仏国ルーブル美術館を訪れた時も、まず、エジプト文明から見学するのがもっともポピュラーなコースだったし、人気もありました。古代エジプトの象形文字ヒエログラフの本物をみたのは、ここボストンが初めてだとおもいます。画像認識AIが発達した現代IT技術をもってすれば、ヒエログラフを翻訳することなど、一瞬ではないだろうか?Microsoft Cortana APIで試して見ようかしら?

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Game pieces
確か、ここボストン美術館に世界初のスゴロクゲームの遺物が置いてある。と、覚えていました。なにかの本でよんだのです、おもいだせませんが。現物はちょこっと、人知れず設置されていました。本物をみて、かなり驚き、感動しました。セネトSenetというそうです。
New Yorkのメトロポリタン美術館もたくさん所有しているそうです。

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Commemorative scarabs of Amenhotep III
その横には、スカラベ、フンコロガシの形をした遺物が展示されていました。アメンホテップ三世が国内外に配った記念の品。

フンコロガシの裏にはヒエログリフのテキストが書いてありました
意味は、
・左のスカラベ(Lake scarab)
 The digging of a lake for Queen Tiye in the king's 11th year of rule.
 治世11年目にTiye王女のために湖をほったことの記念
・中央のスカラベ(Marriage scarab)
 The name of Quessn Tiye's parents and the southern and northern limits of the king's empire.
 王女の両親の名と国の北部、南部のを定めた記念
・右のスカラベ(Lion hunt scarab)
 the king hunted and slew 102 lions in the ten years of his reign.
 治世10年目に102頭のライオンを狩り仕留めたことの記念
だそうです。

確か、エジプトではフンコロガシは太陽神ケプリであり、これをもっていることは最強のお守り。スカラベは神の化身として”お守り”のおようにエジプト時代はあがめられていました。29日間、フンをころがし、29日間、土の中にいて、また、フンをころがし、太陽暦のリズムを刻む再生のシンボルでした。そういえば、どこかのジュエリーブランドがスカラベをモチーフにしたアクセサリーを創っていた気がします。

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BME280湿度100%スタック。。。

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屋外に温度・湿度・気圧センサーBME280を設置し、ESP8266/Blynk経由でスマホから屋外の様子を確認しています。とても便利です。しかし、ある日から突然、センサーが、毎回、湿度100%を応答してくるようになりました。センサーの状態を復旧することができないのか?

リカバリプログラムの発動です。Bosch発行のBME280データシートを読んでみました。そこには、7.9 Reconditiong Procedureに以下の通り書いてありました。
================================
1.Dry-Baking 120℃ at < 5% rH for 2H
2.Re-Hydration 70℃ at <75% rH for 6H
================================
でも、120度を2時間保持できる装置なんかもっていません。
なので、家にあるもので代替出来るモノがないか?
かんがえてみました。
ドライヤーです。
ドライヤーからふきだされる風は150℃くらいあるそうです。
3分くらいドライヤーの風をBME280にあててみました。

しかし、結果を確認するため、MacにESP8266を接続し、
Arduino IDEから確認用のプログラムをロードさせようと、
プログラム転送が失敗します。

"An error occured while uploading the sketch"

環境は、
・Arduino: 1.8.5 (Mac OS X),
・Board: "Generic ESP8266 Module, 80 MHz, 40MHz,
・QIO, 115200, 4M (1M SPIFFS), nodemcu, Disabled, WiFi"

試行錯誤の結果、baud rateを115200から230400に変更すると成功しました。

でも、なぜなのか理由がわかりません。
謎が深まります。
BME280のhumidityは100%にスタックしたままです。

あーーーーー。


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2017.10.09

ボストン旅行(その11)

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ギャラリー253。ボストン美術館には印象派の作品が、まだまだたくさんありました。ここは、本来、通路とおもわれるところ。でも、ここにも印象派の作品がたくさん。知らなければ通り過ぎてしまうような形で展示されています。
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■La Croix-Blanche at Saint-Mammès
たとえば、シスレー。なにげない日常の情景なのですが、それだけに愛おしさを感じます。シスレーの作品はいいですね。あれ、シスレーってフランス生まれのイギリス人だったんですか!てっきり、フランス人かとおもっていました。


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ギャラリー255。ここにもたくさん。
ルノアールの「Dance at Bougival」や、ドガの「踊り子」が、展示されていました。


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あれ?、踊り子は、パリのオルセー美術館にあるはず。なにの、どうしてボストン美術館にもあるの?少し、調べてみました。どうも、、オルセー、ボストンだけでなく、ワシントンDCのナショナルギャラリ−、テイト美術館にもある。ドガは亡くなるまでに、150体ほどWAXで作成していた。それをもとに28体のブロンズ像が相続人によって造られた。あらら。。。


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■「我々はどこから来たのか?我々は何者か?我々はどこに行くのか?(D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?)」
ここには、ゴーギャンの作品もありました。1897冬、心がおれてしまったゴーギャンは、フランスを離れ、タヒチに渡って書いた作品。この絵は右から左にみるものらしい。右側の子供と共に描かれている3人の人物は人生の始まりを、中央の人物たちは成年期を、そして、、左側の人物たちは「死を迎えることを甘んじ、諦めている老女」を表現しているそうです。現在、過去、未来、あのひとに逢ったなら、か?

さて、ようやく、印象派の作品群とも、さようなら。
つぎは、古代美術のセクションに行ってみましょう。


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2017.10.01

ボストン旅行(その10)

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1827年、ボストン出身の画家サージェントら7人がモネのアトリエにあつまり、印象派の作品に夢中になったそうです。

"Got it bad!"。いわゆる、やばい!

7人のなかでも、特に、Edmund TarbellとFrank Bensonは、ボストン美術館内の美術学校に務め、印象派の手法を全米に普及させることに貢献。そのため、フランス国外で印象派の価値を認めたのは、ボストン出身の画家やボストン在住のコレクターだと世に認知されているようです。日本人も印象派が好きな人が多いけど、ボストン美術館には印象派の作品が多数、収集されていました。

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それでは、Gallery 252のモネ専用ギャラリーに入ってみましょう。※すみません、このリンク、クリック後に画像が出てくるまでしばらくお待ちください。


正面に、La Japonaise
奥さんのCamilleをモデルに、着物や浮世絵などのジャポニズムにインスパイアーされ、第二回印象派展に出展した作品。モネは、日本の着物の柄に驚いたんでしょうね。きっと浮世絵の絵もたくさんフランスに入っていったんでしょう。
右隣は、睡蓮の池。
画集でみる絵よりもずいぶん色彩が明るい印象を持ちました。左隣には、Flower Beds at VétheuilSeacoast at Trouville。こういう作品もいいですね。

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でも、モネといえば睡蓮ですよね。数点ありましたが、私はこちらの緑の濃い方がすきですね。


このモネ専用ギャラリー、多くの人がソファに座りながら、おのおの、ゆっくりみていました。いい時間が流れていました。さて、印象派の作品は、まだまだ、続いていました。。。


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2017.09.19

Dive ESP8266 to Deep Sleep Mode(4)

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ESP8266 Deep Dive Mode,順調でした。。。

2017年9月18日の2:10から3:14まで、BME280の温度、湿度の計測値がない!
このころ、台風18号が関東に最接近していたとおもう。
だけど、風が、雨が、それほど、ひどかったわけでもない。
なぜ計測できていないのじゃ?

なぞです。

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ボストン旅行(その9)

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ボストン美術館(Museum of Fine Art)はHuntington Ave.にドンと鎮座されていらっしゃいました。

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入館料は大人一人$25。娘さんは、ボストン在住の学生なのでタダ.いいところですね。こういうふうに"次世代を大事にすべき"という理念を形にしているアメリカは見習いたいところ。日本なら誰かが、どうして学生からも入場料をとらないのだと言いそうです。

Cloakさんに荷物を預け、いざ出発、とおもったら、
Cloakさんから「日本人?」と、聞かれ日本語のガイドをもらいました。親切にありがとうございます。
助かりました。

この美術館、パリのルーブル美術館のように翼が複数あり、各翼毎に展示物のカテゴリーが分かれています。
・南北アメリカ美術
・ヨーロッパ美術(Robert Dawson Wing)
・現代美術(Linde Family Wing)
・古代美術(George D and Margo Behrkis Wing)
・アジア・オセアニア・アフリカ美術
です。一日では、まわりきれないくらい。きら星の展示物が並んでいます。気を抜くと、有名で一見の価値ありの作品も見逃してしまう可能性もあります。カメラ撮影OK,フラッシュNGだったので、写真にもおさめてきました。

まずは、アメリカ美術へ足を向けました。

■The Daughters of Edward Darley Boit/Sergent


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サージャントが女の子達をおおきなキャンパスに描いた絵が印象に残りました。パリで1882に描かれた作品。サージェントはこの子達の両親、Boit夫妻とは友人だったらしい。絵の両端には、絵の中に描かれている陶器そのものが置かれていました。


■Paul Revere/Copley
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Paul Revere(ポール・リビア)は、銀細工を商いにしていたので、手に銀食器を持っていますね。でも、この人、独立戦争レキシントン・コンコードの戦いにおいて、真夜中の騎行として、伝令の役割を担った人としてボストンでは有名、前日訪問したTea Party Museum でみた映画の中では馬を走らせ、サミュエル・アダムスに"The regulars are comming out!(正規軍がやってくる!)"と、英国軍の来襲を通知していました。しかし、日本人の私には、違った印象。この方、なんか、日本の芸人に似ている。そう、タカアンドトシのタカだ!。

■Hanging Head Dragonfly table lamp/Tiffany Studio
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”きれいなアール・ヌーボ風のランプだなあ."くらいに感じました。が、このランプの来歴を読むと、ドラマが一本を書けるくらいいろいろあったようです。静かに立っているのが不思議に思えてきました。
このランプは、ティファニー工房製。真の宝石よりもガラスの輝きに魅せられたのが、ルイス・C・ティファニー、ニューヨークの宝石屋「ティファニー&カンパニー」の創始者ティファニー氏の長男で、ガラス工芸家として有名な人。この人が、アメリカン・アール・ヌーボを切り開いた。そして、ティファニーランプが収集家の対象になっていったようです。
<来歴>
・1989までニューヨークのWeinstein氏が所有。
・1989、日本の堀内氏が購入、L. C. Tiffany Garden Museumに展示
 このL・C.ティファニー美術館、松江ウォーター・ヴィレッジ
 (現.松江イングリッシュガーデン)の中核施設として、2001年4月
 にオープン、2007年に閉館、その後、解体され、
 現在は更地となる運命をたどる。
・1989、ニューヨークのTrent氏を経由し, 日本のFunabashiに渡る
・1990代後半、堀内氏の手に戻り、
・2012年に堀内氏からティファニー収集家でオークションハウスを持っている
 Michaan氏経由でサザビーオークションにかかり、
 ボストン美術館に落ち着く。
 $500K,5億円くらいするらしい
 どれだけ多くの人の思惑の間を流れてきたのだろうか。きれいだなあというだけど、気持ちをもつだけでは、甘いのでしょうか?
<参考>
・Japan's world famous Garden Museum's major Tiffany and Art Nouveau collections to be sold
・TAGAMIガラス工房


アール・ヌーボとアール・デコの違いも知りませんでした。東京都庭園美術館はアールデコの館。本館1階中央にあるフランスのアンリ・ラパンデザイン『香水塔』はもちろん、アール・デコ。

アメリカ美術のこの3作品だけでも、これだけの歴史を持っています。
次は、ヨーロッパはフランス印象派、モネのセクションにお連れいたします。


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